第5章 *登校プレッシャー*
〔No side〕
オンボロ寮・自分の部屋
ゴースト1『ヒッヒッヒッ..お前さんたち、今日は学園の掃除をしないといけないんじゃなかったけ?』
グリム『う~ん..むにゃ..あと5分..』
ゴースト2『そんなふうにいつまでもゴロゴロしてると永遠に起きられなくなっちまうよ』
ゴースト3『俺たちみたいにね!イーッヒッヒッ!』
グリム『ふぎゃ!?またゴーストなんだゾ!オイ、オマエラ、起きろ~っ!!』
ユウ『ん~?おはよ、グリム』
ゴースト1『お前たち、今日からここに住むんだって?悪戯しがいがあるってもんよ、ケッケッケ!』
グリム『くそー、いつか追い出してやるんだゾ!』
ユウ『ゴーストに起こされて学園生活スタート..まぁいいや。ほらレイラ起きて、朝だよ』
腰にくっついて寝ているレイラを揺り起こすと、ムニャムニャ言いつつも、ゆっくりと目覚めた
『おはよ..ユウ』
ユウ『おはよ、レイラ』
オンボロ寮・談話室
学園長『おはようございます、三人ともよく眠れましたか?』
グリム『ベットに寝そべったら底が抜けてびっくりしたんだゾ!どんだけオンボロのまま放置してたんだ?』
ユウ『あんまり眠れなかった..(ある意味)』
『私はユウのおかげで良く寝れた』
学園長『ユウさんに関し、急に慣れない環境へ放り込まれたのですから不安なのも当然ですですが現実は往々にして厳しいもの..受け入れて前に進みましょう!』
ユウ『はい、宿として提供してもらってる身ですし頑張ります』
学園長『物分かりが良くて何より。さて、そんなわけで本日のお仕事についてお話があります』
学園長『今日のお仕事は学園内の清掃です。といっても学園内は広い、魔法なしで全てを清掃し終えることは無理でしょう。レイラさんもそこまでの魔法は使えないみたいですし。
ですので、本日は正門から図書室までのメインストリートの清掃をお願いします。いいですか、三人とも』
ユウ『はい』
『ん』