第105章 *足跡ビーチ(エースの夢)*
『『ド、ドド、ド....ッ
ドリームフォーム・チェーンジ!!』』
イデアの施した装備魔法の説明を聞いた瞬間、絶対やりたくないと拒否していたエーデュースコンビだったが、結局自分ではどうしようもないと観念すると、何度も躊躇しながら空に向かって呪文を叫んだ
デュース『うおっ!すげえ!一発で着替えが成功した!』
エース『なんっなんだよ、このダサい呪文は〜〜!?』
イデア『フヒヒッ..これこれぇ!新鮮な悲鳴が心地よいですわぁ〜!』
エース『なんなのこの人..マジで意味わかんねぇ..』
ケイト『あっははは!何今の!めっちゃウケる〜!!ねねね、動画撮ってマジカメにアップしたいからもう1回やってくれる?』
『『絶対嫌です!!/絶対やだ!!』』
オルト『ふふふ。なんだかんだエースさんとデュースさんは息ぴったりだよね。さて..次の夢に移動する前にエースさんにはこれを渡しておくよ』
電子の招待状を渡すと、物珍しそうに手に取って裏を見たり観察したりして、制服のポケットにしっかりとしまい込んだ
エース『マレウス先輩と戦うとか、マジで憂鬱すぎんだけど..ここまできたら、やるっきゃない。見てろよ。ぜって〜"迷惑かけてごめんなさい"って言わせてやっからな!
ケイト『いいねぇ!その意気だよ、エースちゃん♪』
オルト『よぉし、S.T.Y.Xからエースさんのダミーデータもダウンロード完了..っと。出力しまーす』
いつものように夢の世界に置いていくためのダミーを生み出すと、再び現れたアロハシャツにグリムは"にゃははは!"と小馬鹿にして笑った
グリム『このエース、本当にチャラチャラしてるんだゾ』
ユウ『マジで浮かれパリピって感じ』
エース『うっせ!バカンス中なんだから、これくらい普通でしょーが!』
ケイト『うんうん。南国の果物をアクセサリーにしてるの、めっちゃ映えてる〜♪かわいーから、記念に1枚♪
せっかくだから倒す前に、浮かれポンチなリドルくんやトレイくんの闇とも記念撮影しておけばよかったな』
エース『え..闇と記念撮影とか、ケイト先輩って実は怖いもの知らずすぎじゃね?』
デュース『僕たち、今までダイヤモンド先輩のほんの一面しか知らなかったのかもしれないな..』