第104章 *法廷アライバル(ケイトの夢)*
デュース『ぼ、僕たちのことはいい。お前こそ、何やってるんだ?』
エース『法廷に行くとこ。さっきマジカメに"緊急!裁判開催決定"ってメッセが来てたじゃん』
メッセ見てねーの?と聞かれるが、当然デュースのスマホにそんなメッセが来ているはずもなく、初めて知った事実にパチパチと瞬きした
デュース『そんな重要な知らせが、マジカメのメッセで?本当に緊急なんだな。今知れてよかった。遅刻したら寮長に首をはねられる。というか、エース。裁判に向かうのに、なんで制服のままなんだ?なんでもない日のパーティーや裁判の日は、必ず寮服を着用しろと寮長に言われてるだろ』
エース『寮長、そんなこと言ってたっけ?...ま、怒られたら着替えればいっか』
デュース『えぇっ!?お前、本当に命知らずだな..』
オルト『ねぇ、エース・トラッポラさん。僕たちハーツラビュルの裁判ってどんなものなのかすごく気になるんだけど..見学してもいいかな?』
デュース『裁判はハーツラビュルの大切な行事の1つ。他寮生が見学なんて、ダメに決まってる!』
エース『別にいいんじゃね?うちの寮長ならウェルカムっしょ』
デュース『えぇっ!?あの厳格な寮長が?』
ユウ『リドル先輩って、そんなふわふわした感じじゃないよね』
『ん...デュースの言うとおり、お洋服のことも大事な"さいばん"のことも、すごく厳しいはずなのに...なんか、変』
どうも現実の寮と違い、雰囲気がおかしいと疑念が浮かぶ。そうこうしてる間にエースはさっさと法廷へと歩いて行ってしまった
デュース『みんな、とにかく法廷に行ってみよう!』
グリム『デュースのやつ、エースのこと追いかけていっちまったんだゾ』
オルト『僕たちもデュースさんたちを追いかけよう』
シルバー『ああ。ハーツラビュル寮生が全員集まるのなら、夢の主も探しやすいに違いない』
セベク『うむ....ん?』
デュース?『あれ?グリムとユウとレイラじゃないか。こんなところで何してるんだ?』