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【ツイステ】黒兎は駆け巡る

第102章 *革命ビギニング(レオナの夢)*





セベク『む?なにも問題ないのではないか?』


イデア『実は拙者も同じこと調べてたんだけど、結果はオルトと一緒だった。単純に意識が戻って落ち着いてきたからって説明するのは簡単だけど、目が醒めるまでの乱れの激しさが尋常じゃなかったから、意識が戻っただけでそれがすぐに落ち着くのは普通に考えておかしい』


オルト『そもそも霊素の乱れは、そんな数分寝たくらいじゃ回復しないはずなんだけど..』



『『『......』』』


『...』



集まる視線と沈黙が漂う空気に、レイラは静かにシルバーの服を掴み体を縮こませた。すると、静まり返った空気を気まずそうにしながら、イデアのタブレットがおずおずと近づいてくる


イデア『あ、えっと、ヒロイン氏に一応確認するけど..今、体調に問題ある?』


『..ううん』


イデア『じゃあ、今のところは様子を見るってことで..もし何か変化があったらすぐに教えて』


『ん』


アズール『では、レイラさんも目醒めましたし、そろそろ作戦に移りましょうか』


『さく、せん?』




レイラが眠っている間、ユウたちは闇の奥深くの先である、サバナクロー寮のこのグラウンドにたどり着き、先に落ちていったレオナの姿を見つけた


現在この空間ではかつてのマジフト大会当日、ラギーのユニーク魔法に操られ、なだれ込んできた観客たちによって、マレウス率いるディアソムニア寮の選手団たちが大怪我を負った世界線となっており、レオナ率いるサバナクローは、邪魔なマレウスを陥れることに成功したことで、歓喜に小躍りしながら数分後に控えた大会に上機嫌で臨もうとしていた



そんな中、アズールの考えた作戦は、偶然にもあの日にいた面々がほぼ揃っていることを利用し、この世界のこの時間、いるはずのないディアソムニア2人をがここにいる齟齬を突きつけようというもの


アズール『という感じなのですが..いかがでしょうか?』


『ん、良いと思う。今のレオさんは学校にいるから、マジフト大会のあの時の思い出がよく効くはず』


シルバー『では、アズールの作戦を以って、レオナ先輩を夢から覚醒させよう』



















イデア『..オルト。ヒロイン氏のバイタルと構成霊素を、この後から常に要チェックでよろ』


オルト『了解』

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