第102章 *革命ビギニング(レオナの夢)*
ユウ『うん、やっぱりレイラは強い子だね』
シルバー『その意気だ。だが、ずっと信じ続けてきたものに対して考えを改めるのは勇気がいる。いきなり受け入れろと言われても、すぐに出来ないことだってあるだろう。
その上、この先にはもっと辛いことや苦しいことが待っているかもしれない。そんな時は迷わず俺たちを頼ってほしい。どうか、一人で抱えないでくれ』
『....ん。分かった』
セベク『まったく、毎度世話が焼けるやつだ』
『セベク、ありがと』
セベク『!べ、別に礼を言われることなどしていない!僕はただ、弱気にグズグズしてるいるのが腹立たしかっただけで..』
『いつもセベクは、真っ直ぐに私を怒って助けてくれるよね。それが嬉しいから、ちゃんと言わせて...ありがと』
セベク『っ..//わ、分かったならもう下らんことで悩むな!お前はいつもいつも..ブツブツ』
ほんのり染まった頬を隠すようにそっぽを向かれるが、それでもレイラは彼の優しさに胸が温かくなり、現実に戻ったら改めて礼を言わなければと心に決め二人に向き直る
『ユウもシルバーさんもありがと。まだ二人に甘えちゃうかもしれないけど、これからもよろしくね』
ユウ『勿論。レイラにならどんだけ甘えられても大歓迎だよ』
シルバー『ああ、俺もだ。お前には返しても返しきれない恩も沢山ある。これからも、互いに助け合いながら旅を続けよう』
頭を撫でる二人の優しい手の感触に耳が自然と揺れ動き、レイラは心地よさに静かに目を閉じた
ラギー『な〜んかあそこ、良い雰囲気っすね』
アズール『ええ本当に。まったく、レイラさんも人が悪い。散々気を惹かせておきながら目の前で他の人に甘えるなんて..悲しいですねぇ』
ラギー『んじゃ、ちょっくらお邪魔して、オレたちでかっ攫っちまいましょうか?』
アズール『ふふ、良いですね。ぽっと出のディアソムニアの二人より、僕らの方が貴女を理解しているとその身に教えて差し上げましょう』