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【ツイステ】黒兎は駆け巡る

第16章 *百獣コンフリクト*




『レオさん、何するの?悪いこと..怖いことするの...?』


レオナ『安心しろ。"ただ"マジフトの試合をやるだけだ。お前もあの草食動物のとこで見てろ...マジフトがどんなもんか俺が見せてやる』


最後に一撫ですると、軽くレイラの背を押しユウの所へ行くように促した。


ユウ『レイラっ...良かった。こっちにおいで』


ユウはレイラを強く抱きしめると、グラウンドで始まろうとするエース達のマジフトの成り行きを見守ることにした


グリム『オレ様がギッタギタにしてやるんだゾ!』


ラギー『そんな口きいてられるのも今のうちっすよ。シシシッ!』


レオナ『上等じゃねぇか。多少は骨がなきゃ遊びがいもねぇからな。さあどこからでもかかってきやがれ、草食動物ども』




サバナクロー寮・マジフト場



最初こそは不馴れながらもグリム達は奮闘し、それはレオナ達よりも優勢に立っていたのだった。だが、それでもレオナ達はニヤニヤと余裕と企みの笑みのまま試合は続行


後もう少しでゴールに辿り着くと思ったその時、待ってましたと言わんばかりに構えていたレオナがディスクを運んでいたグリム達ごと魔法で吹き飛ばした


デュース『くっ...ディスクを奪われなければもう少しでゴール出来そうだったのに』


レオナ『遊んでやってんのがまだ分かんねぇのか?おらっ...!』


レオナが飛び上がり杖を振るうと、ディスクは物凄いスピードでグリム達の真横を通過し、あっという間に背後のゴールへと入れられてしまった


『すご...速かった』


ユウ『い、一瞬だったね...』


エース『何だよあのロングシュート!スーパープレイじゃん!』


レオナ『さあ...続きといこうじゃねぇか。くくく...』


突然の凄技に驚きを隠せないエース達を尻目に、レオナは試合を続行させていく



その後はただただエース達が遊ばれるような一方的な試合が続いた。気がつけばその場で辛そうに肩で息を吐くエース達と、まだまだやる気を見せるレオナ達という二極の姿があった


グリム『ひい、はぁ...』


エース『はぁ、はぁ...うっそだろ...一点も入れらんねー』


デュース『なんて隙のないフォーメーションだ』


ケイト『はぁ..レオナくん..昔から天才司令塔って言われてただけあるね』



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