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【ツイステ】黒兎は駆け巡る

第99章 *追跡マーメイド(アズールの夢)*





フロイドたちが暴れたおかげで、アズールたちは二人に追い回されるか止めようとしているかで向こうへと行っていたため、レイラの周りには誰もいなかった


シルバー『レイラ、大丈夫か!?』


『..シ、シルバー、さ...』


シルバー『良かった、怪我はしていないな。エアドームも..ひび割れていないようだ。念のため後でイデア先輩に見てもらったほうがいい』


『ぅぅ..ぐすっ..ぅ、ぅぇぇ..』


シルバー『!!』


啜り泣く声にハッと見ると、今にも零れそうに深紅の瞳いっぱいの涙を抱えながら泣きじゃくっていた


シルバー『..ああ、そうだな..怖かったな。だがもう大丈夫だ。

立てるか?ここは危険だから、ジャミルたちのところへ行こう』


『ぐすっ..ぐすっ..ん..』


目を擦りながら立ち上がると、先導するシルバーに連れ立って乱闘騒ぎの中、なんとかジャミルたちと合流することができた




ユウ『レイラっ!大丈夫!?怖かったよね、よしよし..怪我とかしてない?エアドームは?ちょっと陰キャ先輩、早くこの子のエアドームに支障がないか調べろ!はよ!』


イデア『ひ、人に物頼む言い方とは思えんのだが..まあやりますけど』


ユウの横柄な態度に若干気圧されながらも、イデアはすぐにエアドームの解析に取り掛かる


『..ぐすっ..あれ、大丈夫、なのかな?』


止めなくていい?と心配そうに向こうで暴れまくるジェイドたちを見つめると、セベクはふんと鼻を鳴らして自業自得だと慌てふためく人魚たちを睨みつけていた


グリム『あれ?そういえばオメーらの頭の上、イソギンチャクがなくなってるんだゾ』


そう言われ全員頭の上を触ると、たしかにいくら引っ張っても抜けなかったイソギンチャクが跡形もなくなっていた


ジャミル『アズールにくだらない魔法を維持する余裕がなくなったんだろう。ふっ、ざまぁないな』


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