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【ツイステ】黒兎は駆け巡る

第92章 *出発プレパレーション(エペルの夢)*






何故か1人気合いの入ったユウの声に続き全員が詠唱すると、それぞれの目の前にゲーム画面のようなものが現れ、そこには服の名称と選択矢印が小さく点滅していた


セベク『なっ!?なんだこの画面は!?』


オルト『その中から、着替えたい服をタップしてみて』


ユウ『じゃあ式典服かな』


『制服にする』


ポンと選択すると、二人は一瞬にして真新しい式典服と制服に包まれた


グリム『ふなっ!オメーが式典服を着てるの、スゲー久しぶりに見たんだゾ』


セベク『その服を着ているユウを見ると、入学式で貴様らが起こした騒動を思い出すな』


ユウ『その節はお騒がせしました』


『やっと綺麗な服になった..嬉しい』


ユウ『ボロボロで雨にも砂にも塗れたからね。スッキリしてよかったね』


『ん』


喜ぶ二人を見て羨まくなったグリムは若干面倒くさそうな顔をするイデアに強請り、渋々ながら魔法石に術式を付与してもらうことになった





一方、セベクやシルバーもそれぞれ寮服や制服に着替え、綺麗な新しい服の着心地の良さに嬉しそうにしていた


オルト『グリムさん。サポートツールはあくまで補助。魔法の発動に利用する魔力は、自分のものを消費するから使いすぎに気をつけてね。ユウさんも、念のためスマホでのサポートツールは使いすぎないように』


ユウ『オッケー』


グリム『にゃにっ!そういうことは早く言え!..こ、ここぞって時に着替えることにするんだゾ』





イデア『はい、というわけで..これから先はその衣装チェンジ機能を使って、必要に応じて装備を切り替えてくだされ』


オルト『まずはナイトレブンカレッジの制服をデフォルト装備にしておくのをお勧めするよ。大抵のシチュエーションに対応できるだろうからね』


その言葉にセベクとユウが制服に着替えると、グリムは高度な技術を扱う腕に感心したようにイデアを見上げた


グリム『イデアって、意外とスゲーやつだったんだな。ゲームが上手いだけの引きこもりオタクだと思ってたんだゾ』




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