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【ツイステ】黒兎は駆け巡る

第89章 *暗闇アストレイ*






でもすごく懐かしくて、嬉しくて、安心する声


あの声がずっと聞きたかった


会いたい。でも動けない










?『"曇天を衝け、雷光よ"







迅雷一閃(リビング・ボルト)!!!』







なに..?




目を開けて上を見たら、黒いモヤモヤの上にピカピカ何かが光ってる


ゴロゴロって音も聞こえる


雷..?








雷?









あれ?ちょっと前まで、誰かをそうやって呼んでた気が..


光が強くなる。少し体がピリピリしてきた


誰?ねぇ、あなたは誰なの?





?『シルバーーーーーー!!!!!いい加減目を覚ませ!



この..っ、寝坊すけがぁーーー!!!』



バリバリバリバリ!!!!





シルバー『ぐああああああ!!!』



シルバーさん?


凄い音がして、シルバーさんのビックリした声が聞こえる


あ..シルバーさんが上に引っ張られてる


あの雷さんが引っ張ってくれてるんだ







良かった


良かったね、シルバーさん。あなたを大事に思って助けてくれる人がいたよ


このまま上に行って


ここから早く抜け出して




私は、シルバーさんが上に行くのをお手伝いするから


こうやって下から押し上げることしかできないけど、それが私にできるたった1つだけだから






足を手でグイグイ押していく。最後まで押しきると、ここにはもう私しかいなくなった


一人ぼっちはやだけど、シルバーさんが大切な人と一緒にいられるなら、何も怖くない









闇が体に入ってきてる。シルバーさんが抜け出したから、私を代わりにしようとしてる?


このまま消えちゃうのかな..


やだな


でも、仕方ないよね

































バイバイ...大好きな人



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