第11章 *暴走プリーフェクト*
?『何であの黒ウサギなのっ!!!あんな子産むんじゃなかった!!!』
?『俺に言うな!お前がなんとかしろっ!!』
声もあの時と違ってはっきり聞こえる...ここはこの人達のお家...?
?『お父さん、お母さん』
この子...私と同じ黒髪に黒耳赤目...一緒だ
そしてやっぱりこの子はあの人達の子供...でも、確かこの後
?『...怒らないで』
パンっ!
?『近づかないで!呪われた忌み子が!!』
?『一族の恥さらしめ!お前なんていなければ!!!』
?『どうし..て...っぁぁぁ!!』
?『泣かないでよ!!迷惑してるのはこっちなのよ!!』
?『さっさと泣き止め!!!レイラっ!!』
え....
どうして...?
私と...同じ名前なの?偶然?それとも...
[チガウヨ...ワカッテルダロ?アレハ...
キミダヨ?]
嘘...うそだうそだうそだうそだっ!!!!
『だって...私の...ママとパパは...あの人達じゃ...』
[ソウダネ...キミノ"ママ"ト"パパ"ハアノヒトタチジャナイ。デモ、イツ"ママ"ト"パパ"ガキミノホントウノオヤダナンテイッタ?]
『あ...あ...』
体が震えて言葉が出てこない...
[ココマデミタラワカルダロ?キミハ、ホントウノオヤニステラレタミナンダヨ]
『あ...う..そ...』
[キミハアイスルオヤカラウラギラレ、キズツケラレ、ヤガテステラレタ...マアマダソノサキモアルンダケド、キョウハココマデ]
『はぁっ...はぁっ...や...やめて...』
[カワイソウニ...シンジテタモノニウラギラレテ...ヒトリボッチニサレチャウナンテ]
1人...1人...?私は...1人?
『や...や...1人は...や...』
[ダイジョウブ...ボクニマカセテ...イッショニトキハナッテミヨウカ?
キミヲ"1人"ニシナイマホウ
キミヲ"××"ニスルタメノマホウ]
謎の声に身を委ねるように、私の意識はゆっくりと消えていった