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【ツイステ】黒兎は駆け巡る

第78章 *最終決戦*









バリバリバリバリ!!!!


『『はああああああ!!!』』






『!!今の声、レオさんとジャミさん!?』


第6層から魔力の籠もった雷撃と気迫に満ちた叫びが響き渡る。次に響いてきたのはオルトの苦しむ声とイデアの焦りと怒りの声だった


オルト『わあああああ〜〜!!』


イデア『オルト!!虫けらどもがぁ!1度ならず2度までも!許さないぞ!!』






『レオさんたちが雷霆の槍でロボットくんたちを吹き飛ばした』


ヴィル『でも、止まる気配はなさそうね。レオナたちでもダメだったんなら、いよいよあたしたちの出番よ』


ユウ『先輩たちの攻撃で少しは削れてるといいんですけど..』





ザザ..


レオナ『..ヴィル!それから管制室のギークども、聞こえてるか?』


『!レオさん』


ヴィル『ええ。大きな口を叩いた割に、撃破には至らなかったみたいね?』


レオナ『はっ。これだけ待たせておいて出番を回さなかったら、どこかの目立ちたがり屋に後で恨まれちまいそうだからな』


ヴィル『それはそれは..お気遣いどうも』


小馬鹿にするような口調にも、レオナは鼻を鳴らして笑って受け流す。その余裕な声色に、彼だけでなく側にいるジャミルの無事も示唆していた


レオナ『化粧直しは済んだのか?』


ヴィル『リップを塗り直す時間があれば御の字だと思ってたけど、お陰様でヘアセットまで完璧よ。フィナーレを飾る準備はできてる。あんたたちは袖に下がって、カーテンコールを待っていなさい』


レオナ『そりゃぁ良かった。それじゃあ、前座はここいらで退場させてもらうぜ』


『レオさ..』


連絡が取り合えなくなる前に話がしたいと思い、ヴィルのトランシーバーを持つ方の袖を軽く引くと、察したのか通話ボタンを押したまま口元まで降りてきた


『レオさん、ジャミさん、大丈夫?怪我してない?』


レオナ『多少の傷はあるが、この通りお前と会話できる余裕くらいはある。ジャミルはチャリオット運転中だ』


『良かった..』


レオナ『安心するのは早ぇだろ。次はお前らのところに来る。そっちで撃破出来なきゃお前も俺らもここでゲームオーバーだ..油断すんじゃねぇぞ』


『ん。絶対ここで止めるから。レオさんたちの戦い、無駄にしない』











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