• テキストサイズ

【ツイステ】黒兎は駆け巡る

第77章 *第1タワー Ⅱ*






ユウ『はい。レイラも疲れてるだろうし、何より甘いの好きでしょ?』


『ありがと。ユウも疲れてるのに..』


ユウ『僕は戦えないからその分体力は残ってる。だから、こうやってみんなのサポートを出来るだけしたいんだ』


『凄いね』


ユウ『褒めてくれる?』


『ん。良い子良い子』


ユウ『う、うへへ♪』


撫でられて思わず気持ち悪い声で顔を綻ばせる。それに少し引きながらも、彼の表情にはグリムが見つからなかったこととに対する不安が隠しきれていないことに気づき、ヴィルは全員に対して改めて声をかけた


ヴィル『疲れが溜まって注意力が散漫になってきている。落ち着いて、慎重にいきましょう。もし道中でグリムを見つけられなかったとしても、イデアたちをこらしめてケルベロス・システムを復旧させれば見つけられるはず。

グリムの図太さとしぶとさは、あんたが一番分かってるわよね?

寮生の力を信じるのも寮を預かる者の務めよ、ユウ』


ユウ『はい』


『グリムなら大丈夫。必ず会えるよ』


ユウ『うん、そうだね』



エペル『..あっ、見て!次の収容所の扉が見えてきた』


ヴィル『マップによれば、あの収容所を抜けたその先は..ついに冥府よ』


ルーク『ということは、最も危険なファントムたちが収容されているということだね。気を引き締めていこう!』









S.T.Y.Xタルタロス-収容所



ヴィル『さて、今度は何を仕掛けてくるつもりかしら?』


もはや何が起きてもおかしくないこの状況に、オルトが仕掛けた罠に警戒して全員の体に緊張が走る


『『『....』』』


しかし、いくら待っても何かが起きるわけでもなく、ただただ静寂と互いの呼吸のみが聞こえるだけだった


ユウ『何も起こりませんね』


ヴィル『もしかすると、本格的にあたしたちに構ってい時間がなくなったのかもしれないわね』


ルーク『可能性はある。怖いくらい静かだ..ケージの中でファントムが動く気配もない』


エペル『今のうちに、雷霆の槍を使ってドアを破壊して出ていっちゃうのはどうですか?』


『(少し疲れた..でも集中して、よく、周りを聞かないと..)』





/ 1858ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp