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【ツイステ】黒兎は駆け巡る

第76章 *第1タワー*







オルト『というわけで、このステージで君たちがチャレンジするのは、宝探しゲームだ!』


ルーク『宝探し..だって?』


オルト『ルールは単純。収容所から出られるIDカードを持ったファントムが、ケージのどれかに閉じ込められてる。それを見つけ出して、IDカードを手に入れよう♪』


エペル『そんな!こんなに沢山のケージの中から1つを見つけろなんて、無茶だ!』


オルト『ふふふ!そういうと思った。じゃあ、初級のステージってことで、ヒントをあげちゃいます。僕が今から指差すケージをよく覚えておいて』


そう言うと、手前と水路に落ちているのと奥の飛び出したものの3箇所を指した


オルト『この3つのうちどれかにIDカードが入ってるよ。それでは諸君、健闘を祈る!』


映像が消えると、ヴィルはすでに持っているIDカードを手に取り出口である扉のカード認証機器にかざすが、エラーの文字が浮かぶだけで扉はなんの反応も示すことはなかった


ヴィル『..ダメね。オルトの言うとおり、所員からもらったIDカードはエラーが出て扉が開かない』








ガタガタ..ガリガリ..

ガルルル...








ユウ『うっ、四方八方から嫌な音が..』


『大丈夫だよ、私が守るから』


ユウ『やだ、レイライケメン..』


ルーク『まずいな。ケージの中のファントムたちが目覚め始めている』


ヴィル『罠の可能性も高いけど、まずはオルトが示した3つのケージを順番に開けてみましょう』


ルーク『ああ。それしか道はなさそうだ』








ケージを開けては中のファントムを倒し確認を繰り返すこと2回。IDカードは見つからず、一行は最後の候補であるケージを見上げた


ユウ『1個目も2個目もハズレ』


『てことは、あれしかない』


エペル『...』


『林檎くん..』


どこか思うところがあるような表情を浮かべるエペルの手をそっと繋ぐと、驚いたように顔を上げて視線が合わさる


エペル『レイラ、チャン』


『林檎くんは頼りにされてるよ。でも折角5人もいるから、林檎くんだけがいっぱい頑張らなくていいと思う』


1個目と2個目の攻略の際、エペルはヴィルたちに前に出るなと言われたり、出番を取られたりと不完全燃焼になっていた



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