第8章 シーカーの誕生
「炎のゴブレット」
ハリー、セドリック ホグワーツ三大魔法学校対抗試合に出場
マッドアイがホグワーツ教師としてやって来る
セドリック ピーター・ペティグリューに殺害される
マッドアイ 実はバーティ・クラウチ・ジュニア
「不死鳥の騎士団」
ダンブルドア 校長退任
アンブリッジがやって来る
ハリー達は神秘部へ
シリウス・ブラック ベラトリックスにより殺害される
「謎のプリンス」
ホラス・スラグホーン ホグワーツ教師としてやって来る
ハリーはスラグホーンを探るスパイに
ハリーとダンブルドアは分霊箱を回収
ダンブルドア スネイプにより殺害される
ハリー達は旅に出る
「これくらいかな?」
とりあえずはこれくらいが重要な出来事のはずだ
飛行訓練の時にはネビルの骨折は無くなってしまった
つまり重要な出来事は起き、その間にある話は変えられてしまう、ということなのか?
いずれにせよ確証はない
まだ今は「賢者の石」だ
最初はちゃんとハリーに行動させないと………
(でも……間の話は守らなくていいの?
私は、原作通りに進めて、それでも死ぬ人達は皆助けたい
そのためには全部原作通りにしなくちゃ駄目なの?それとも重要な出来事だけ守っていけばいいの?
いやそもそも私がいるってことで大きく変わってくるかもしれないんだ……)
「ああ〜!!もう知らないっ!!」
ヴィオラは大きくソファに倒れ込む
疲れがどっと溢れてくる
(もうヤダ……知らない……考えたくない……)
ちょっとヤケになってきた
まず今考えても仕方がない
まだまだ物語は序盤なのだ
それはまたあとの話で考えればいいか
「チュン?チューチュー!」
「んー?どうしたの?」
魔法で出した小鳥が話しかけて来た
この小鳥の魔法はオリバンダーさんに教えてもらったもの
以前杖をもらい、オリバンダーさんの前で試しに浮遊の魔法を使ってみた
するとなんとも上手くいったので、彼は「せっかくなので」という事で手品のような魔法を教えてくれた
これでよく、店に来る子供達を驚かしているらしい
「ちょっと疲れたんだよね〜」
「チュン?」
「はぁ〜」
「???」
小鳥達は首を傾げている
まるでヴィオラの言葉が分かるかのように反応してくれる