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銀のヴィオラ 『ハリーポッター』

第7章 ホグワーツでの日常は




(なんで皆震えてるんだろう?)

ヴィオラは皆が畏怖している原因が自分とは知らず、何食わぬ顔でぼーっとしていた







(お、やっとマクゴナガル先生が出てきた!)


ぼーっとしながら待っていると、マクゴナガルが来た
ここでハリーはシーカーになれる

(良かったね、ハリー)



「ハリー・ポッター、ヴィオラ・マリエレンダ、来なさい」

(え?)

何故かヴィオラまでマクゴナガルに呼ばれてしまう
原作ではハリーだけのはずだ
なのになぜ?


「…………」

ハリーと顔を見合わせる
ハリーも困った顔をしており、とりあえず行くことにした







「ここで待って」

マクゴナガルに連れられてきた場所はクィレル先生が授業をしている部屋だった
彼は闇の魔術に対する防衛術を教えている

(ここではハリーだけがスカウトされるはず……なのに私にはなんの用なの?)


「あ」

しばらく待つと、マクゴナガルと一人の男子生徒がやって来た

(あれって、オリバー・ウッドじゃないの?)

オリバー・ウッドとはグリフィンドールのクィディッチチームのキャプテンである少年だ

マクゴナガルが説明する

「ポッター、マリエレンダ、オリバー・ウッドです
ウッド、この子達は最高のクィディッチ選手になりますよ」
「ほえ?」


(最高のクィディッチ選手??)

マクゴナガルが嬉しそうに笑うが、ヴィオラには訳が分からない

「マクゴナガル先生、今、クィディッチ選手とおっしゃいましたか?」
「ええ、そうですよマリエレンダ、
ポッターとマリエレンダには才能があります
ポッターはシーカーに、マリエレンダはシーカー代理やビーターにもなれるでしょう」


(ええええ!!
なんで?!私もスカウトされるなんて
ありがたい、ありがたいけど…………)


「クィディッチって?」

隣でハリーがクィディッチについて疑問の声を漏らす

そうだ、ハリーはクィディッチを知らないのだった

ヴィオラは思い出し、ハリーに説明した

「クィディッチっていうのは、箒を使ったスポーツだよ
魔法使いには伝統的で人気のあるスポーツなの」
「ちょっと荒々しいけどな……」

ウッドが口を挟んできた
彼の言う通り、クィディッチは少々荒々しい
毎年、怪我をする生徒は必ずしもいるのだ



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