第6章 ホグワーツへ行こう!
スネイプ目線
「どういうことですアルバス」
ホグワーツ校長室
その部屋には、マクゴナガル、ダンブルドア、ハグリッド、スネイプの4人が集まっていた
マクゴナガルとハグリッドは、今不死鳥のフォークスを眺めているダンブルドアに詰め寄っている
「なぜ、Msコールがここにいるのです、しかも名前まで同じだなんて」
「ダンブルドア、あのヴィオラ・マリエレンダの姿は50年前のヴィオラ・コールとまんまおなじ姿ですぜっ」
マクゴナガルとハグリッドはとても落ち着いているとは言えない様子だ
当然だろう
あのダンブルドアや自分でさえ、ヴィオラ・マリエレンダが姿をあらわにした時は驚かさざるをえなかった
「二人とも落ち着きなさい、
あの少女の事はわしにも分からぬ
ダニー・マリエレンダの長女という事しか情報はない
ヴィオラ・マリエレンダはあの姿以外、普通の少女なのじゃ」
ダンブルドアは二人にそう説明した
納得はいかなかったようだが、二人はそれで黙った
しかし、一人スネイプだけは黙ってはいられなかった
「校長、あなたは本当は知っているのではないですか?」
そう言うと、三人は一斉にスネイプを凝視した
だが、それは気にせず彼は続ける
「ここにいる者と管理人のフィルチ以外の教師陣は知りませんが、50年前、このホグワーツに入学してきたヴィオラ・コールが一体どのように亡くなったか、忘れた訳では無いでしょう」
「セブルス!おやめなさいっ」
マクゴナガルが「それは言うな」と言わんばかりにスネイプにまくし立てる
スネイプはそれでダンブルドアの返答を待つことにした
「セブルス、本当にわしには分からぬ」
「なぜですっ、貴方はハンネス・マリエレンダの葬式に行ったのでしょう?そこで会ったことは無いのですか?!」
「わしはあの時激務の合間を縫って葬式に出たのじゃ、ヴィオラの姿は見ておらぬ」
「ならば!
今すぐあの少女を監視するべきです!」
「スネイプ先生、ちいと落ち着きなされ……」
「黙れハグリッド!!」
ハグリッドが落ち着くように言うが、スネイプにはそんな余裕はない