• テキストサイズ

銀のヴィオラ 『ハリーポッター』

第6章 ホグワーツへ行こう!



「「うぉぉおおおおおお!!」」
「痛い!痛い痛い!!」

二人がかりの力で引き抜こうとしてもなかなか抜けない
自分から生えだしているのでとる事が出来なかった
それどころか痛い

「おい!どうなってるんだよこれ!」
「ヴィオラ!一体何したの!」
「しししし知らない知らない!!「変身マーブルチョコ」食べたら急に変身しちゃったの!!」
「「ええ!?」」


そんな事をしていると、あの少女が現れた





「ねぇ、ヒキガエルを見なかった?ネビルのカエルが……」


ハーマイオニーが現れた


彼女はこの状況を見て、口をパクパクさせている

「え、えへ」

ヴィオラはそれしか言えなかった
するとハーマイオニーが我に返ったかのように「はっ!」と言って

「ああああなた達何してるの!!」

顔を真っ青にしてそう叫んだ


















「なるほど……つまり「変身マーブルチョコ」を食べてタヌキの耳としっぽが生えちゃったのね?」
「そういうことでございます……」


先程の騒ぎから一転して冷静になった4人は改めて状況を確認するために椅子に座って会議のような状態になった
ハーマイオニーはずっと「なんでタヌキ人間がいるのよ!!」と言って話せる状態ではなかったが、どんちゃん騒ぎのせいでハリーの眼鏡をロンが踏んづけて割ってしまったため全員が「あっ」と反応しそれまでの熱が冷めたのだ


「そもそも、この汽車の中のお菓子は全て魔法が弱められてるはずよね?食べたとしても、ほんの数秒しか動物にはなれないはずよ」

と、ハーマイオニーが全て説明してくれた

確かに彼女の言った通り、生徒の体、または精神に何らかの変化を及ぼす効果のあるお菓子は全て無害になっているはずだ
なのに何故かヴィオラはタヌキ人間になってしまっている

ハリーが皆を見渡して言う

「もしかして、魔法が弱められてなかったとか?」
「そんな事はないと思うけど……だってこれ、どれも先生方が用意して魔法を弱めてくれたんだよ?」
「先生に誰か馬鹿な人間でもいるんじゃない?」
「ちょっとそこの赤毛の貴方、なんてこと言うのよ」


と、さっきからこのような状態で解決の糸口が見つからない

もう仕方が無いので耳としっぽのことは一旦置いておいて自己紹介をするようにヴィオラは促した


/ 428ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp