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銀のヴィオラ 『ハリーポッター』

第5章 ダイアゴン横丁の出会い



「ゔっ、いたぃ……」

顎を強打した
かなり痛いが別に耐えきれないほどでもない

(良かった、血はでてないね)

少しヒリヒリするが気にしない事にした


「教えてくれてありがとうお兄ちゃん!!」
「うん、ホグワーツでは頑張って」



また先程の男の子の声だ
前に出てきたおかげで誰が何をしているかがようやくわかる


(あれって、セドリック・ディゴリー!?)


小さな女の子に向かって優しく微笑む少年

あれは、後に「ハッフルパフの王子様」と呼ばれる事になるハンサム少年

セドリック・ディゴリーだ


(さすがハッフルパフの王子様、やっぱり一年生の女の子達を魅了しちゃってるよ)

ヴィオラが少し隣を見ると、女子の塊が彼に向けて熱い視線を送っていた
もちろんセドリックもそれに気づき、無意識だろうがにっこりと微笑む
すると黄色い声がすぐに湧き上がった

(ありゃセドリックは無意識にやってるんだろうなぁ、ただ「見られてる」としか思ってないみたい)

まあ、そこが女の子達は惹かれるのだろう
だが、彼にはチョウ・チャンというレディーができるのだ

セドリックは「炎のゴブレット」で死んでしまうがそうはさせない、彼は死ぬべきじゃないからだ
あと個人的にセドリックが良い子だからだ




「次は君かな?」
「へ!?」


頭で様々なことを思考しているとセドリックが話しかけて来た

(びっくりしたぁ、まさかセドリックが話しかけてくるなんて……)


「君もホグワーツの新一年生だよね?」
「あ、はい、今年入学するんです」
「そっか、ここで皆に少しだけ呪文を教えてるんだけど、よかったらやっていく?」
「!ぜひ!お願いします!」
「あはは、それじゃあ水瓶の前に来て」



セドリックに促され、水瓶の前に行く

(すごい!セドリック・ディゴリーに呪文を教えて貰えるなんて!)


セドリックはハッフルパフの監督生になるほどすごい少年なのだ
男子にも女子にも人気で、まさに人望ありの恵まれたハンサムといえよう

(よーし、頑張ろう!)

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