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銀のヴィオラ 『ハリーポッター』

第27章 リーマス・ルーピン



助けてはあげたいが、今の自分では無理だし、接触するのも駄目だ

完全にシリウス一人で頑張ってもらうしかない


「はぁ」


また、ため息を着いた























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つぎはぎだらけの服を着たルーピン先生が教室に現れる

いよいよだ

闇の魔術に対する防衛術の授業が始まる


(やっとこの時が来た!早く始まらないかなぁ!)

ヴィオラは一人ワクワクしている

ロンやシェーマスなどの大半の男子は去年の教訓からか、ルーピン先生をじーっと見つめる

ルーピン先生はそれに気付くが疑問に思うだけで指摘しない

代わりに言う


「やあ皆、初めまして、名前や挨拶は広間でした事だし、もういいかな?
それじゃ、教科書はカバンに戻してくれ
今日は実地練習をしてもらうよ
杖だけを持ってきて」

そう言って、ルーピン先生は微笑む

生徒達は?を頭に浮かべるが、素直に言うことを聞いた

(まあ、実地練習なんてした事ないもんね)


頭上ではルブリスが浮きながらさまよっている

相変わらず眠そうだ
ゴーストもどきのくせにあくびをするとは何事か

この生活にも慣れてきたので無視してルーピン先生に着いていく


途中、ポルターガイストのピープズに出会ったが、見事にルーピン先生が退治してくれた

あの後ピープズは鼻の穴に突っ込まれたガムが取れないようで苦戦していた
その姿を想像するだけで笑える

そして、そのおかげでルーピン先生を大半の生徒が尊敬の目で見つめるようになった



「さぁ、入って」

促され、部屋に入る
そこは、何もないすっからかんの部屋で、真ん中にストンと洋タンスが置かれていた

そのタンスはガタガタと揺れている

何人かの生徒は驚いて後ずさる

その様子を見て、ルーピン先生は言った

「さて、皆これが気になるだろう?
中には何が入っていると思う?」

その質問に答える

「まね妖怪ボガート」

ヴィオラはもう既に知っているのですんなりと言える

皆気付いていたようだが怖がっていたので、一斉にヴィオラを見た
「勇気ある」とでも思ってるのだろう





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