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銀のヴィオラ 『ハリーポッター』

第26章 魔法生物飼育学



「あ」

前を見ると、巨大な男性がいた

「ハグリッドすごくソワソワしてない?」
「そりゃ自分が教授として生徒に教えることができるんだからワクワクしてるだろ」

ハーマイオニーとロンが言う

2人の言う通り、ハグリッドは今日をとても楽しみにしていただろう
ヴィオラ達もハグリッドの授業を楽しみにしている
何せ彼は魔法生物が大好きだ
なら彼だけの、彼にしか出来ない特別な授業をすると期待している


(早くバックビークと触れ合いたいなぁ〜、毛並みを撫でてモフモフしたいっ!)


ヴィオラはこの後のことを知っている
ハグリッドがどんな内容の授業をするか、そしてそれがどんな結果をもたらすか
全て知っている






「よぉーし、集まったな?それじゃあ皆急げ、早く来いや!今日はみんなに良いものを見せるぞ!」

生徒を手招きしながら、ハグリッドは笑う
それでとても張り切っているのが分かった


「ヴィオラ!」

名前を呼ばれる
そちらを見ると、見知ったルームメイトがいた

「ミア!」

ミア・ジェーンズ
金髪のふわふわボブに、青い瞳

その可愛らしい容姿を持った彼女は、こちらに近付いてくる


「あなたも魔法生物飼育学をとってたのね!」
「うん、ハグリッドの授業がすごく気になって!
ミアはどうして?」
「私は魔法生物が大好きなの
魔法界を知らなかった時は普通に動物が大好きだったんだけど、こっちに来てからはもうハマっちゃって!
まあ、懐いてもらえるか分からないんだけど…」
「ミアなら大丈夫だよ、そう言っていつも上手くやれてるじゃない」
「でも、やっぱり不安なのよ」

ミアはそう言って苦笑いする

彼女は成績は良いのだが自信が無い
いつも遠慮深く、自分を優先することも無い
まあ、そんな可愛らしいところがミアの長所なのだが


「ほらほら!急げよー!」

ハグリッドが生徒を呼んでいる

その声で、また歩いてバックビークの所に向かう事にした










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