• テキストサイズ

銀のヴィオラ 『ハリーポッター』

第19章 蜘蛛の王



ハグリッドが声をかけるも、ネビルはハリーに集中している
何かに焦っているように言い、走ってきたのか息切れしている

これはただ事ではないと、4人で行く事にした









「こんなに散らかって……」

ハリーの部屋に行くと、本や雑貨類が散らばってぐちゃぐちゃになっていた
余程何かを必死に探したのだと分かる

(ジニーもハリーを守りたかったのかな……)




ここだけの話、男子は女子部屋に入れないが、女子は男子部屋に入れるのだ
マクゴナガルによると、「男子よりも女子は信頼出来るから」らしい


ハリーが物をかき分けて何が盗まれたかを探す


「グリフィンドールの生徒よ、でなきゃ合言葉を知らないもの
生徒じゃなきゃ別だけど……」
「きっとそいつ、何かを探してたんだ」

ハーマイオニーとロンが的を得た意見を述べる
彼らの言う通り、ジニーはグリフィンドールの生徒で、日記を探していたのだ


「そして見つけたんだ
トム・リドルの日記が消えてる」
















「ねぇヴィオラ、君、マネージャーの仕事に行かなくていいの?」
「平気平気、大事な用があるから断っておいたの」

ロンが質問してきたので簡潔に言う

「断っておいた」とは言っても、ほとんど強制的に言う事を聞かせただけだが




『シェーマス、お願いー』
『いや、そんな事したら絶対ウッドにとっちめられるって』
『シェーマスにしか頼めないんだよ、大丈夫、とっちめられるとは言ってもタックルされるだけだから』
『それが嫌なんだよ…』
『……言う事聞いてくれなきゃシェーマスの部屋にあった「可愛い同級生写真集」ばらまくよ?』
『わぁぁ!なんだよ!なんで知ってるんだよ!』
『ディーン』
『あいつ!』
『で、どうするの?本当にあればらまくよ?』
『分かった!やるよ!』
『ありがとう〜!』
『はぁ………』
『あ、あとフィールドは絶対爆破させないでね?』
『……………………』
『え、ちょっと、なんで黙るの?ねぇ、ねぇ』
『……………』




「……………………………」

問題はないと思うが、フィールドと、敵味方問わず選手達の安全だけが心残りだ





/ 428ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp