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銀のヴィオラ 『ハリーポッター』

第17章 ポリジュース薬にはご注意を



「まあ座れ」

部屋に入るなり、ドラコは三人に言う
言う通り、目の前にあるソファに座った

「そういえば、おいパーキンソン、君はなぜこいつらといたんだ?」
「え?あ」

そんな事を聞かれるなんて思ってもなかったので少しごもってしまう
とりあえず口からでまかせだ

「2人がずっと広間でケーキを食べていたから困るだろうと思って、就寝時間に間に合うよう連れて来たのよ」

我ながらいい言い訳が思い付いた
ドラコはそれを聞いて

「…君にしては随分と親切じゃないか」

といった


「それにしても、日刊予言者新聞が事件を報道していないとはね
きっとダンブルドアが口止めしてるんだろ
父上が言ってるよ、ダンブルドアが学校を最悪にしてるって」
「それは違う!」

ゴイル(ハリー)が即座にドラコの言葉を否定した
もちろん、普段のゴイルならこんな事はしないのでドラコが立ち上がりり、彼を睨む

「何だ?ダンブルドアよりもっと悪いのがいるって言うのか?」

「…ハリー・ポッター」

ゴイル(ハリー)が息を飲み、ポツリと答える
それにドラコは納得したようだ

「ふん、なるほどな、いいこと言うじゃないか
お偉いポッターめ!皆ヤツがスリザリンの継承者だと思ってる」
「誰が裏で糸を引いているか、知ってるんだろ?」
「だから知らないって、昨日も言ったろ、何度も言わせるな」

彼は「昨日」と言った
つまりは「トロール並の知能」を持つクラッブとゴイルでもドラコが関係してるんじゃないかと思ったのだ

案外、ドラコは危ない状況にいるのではないか
まあそれもハリーがパーセルマウスだと判明したのでそこまでだと思うが


ドラコは自身の持つ「秘密の部屋」についての情報を語り続ける


「前に秘密の部屋が開かれた時は穢れた血が死んだ、だから今回も、あいつらの内の誰かが殺されるさ」


「あいつら」とは、ハリーとロンとハーマイオニーの事
ドラコは自分よりも成績の良いハーマイオニーを憎んでいる
そして、彼女はマグルだ
父親のルシウスからも色々言われている
だから

「僕としては、グレンジャーだといいな」

といった

その瞬間、クラッブ(ロン)が立ち上がりドラコを殴ろうとする
が、ゴイル(ハリー)とパーキンソン(ヴィオラ)が、立ち上がって止めた



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