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銀のヴィオラ 『ハリーポッター』

第14章 2年生になります!!



しかし、それによりハーマイオニーの心に火がついたようで

「ユエンユエン!やるわよ!」

と言った

彼女はミアと協力し、言葉を間違えた台本を準備している

…………………………


こんな時に使われるユエンユエンって一体……



それから、何時間もの口撃が続いた


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「ぜぇ、ぜぇ」
「はぁ、はぁ…これで、キャシーは…」

四時間もの口撃の末、やっとキャシーを正気に戻すことが出来た

「ありがとうな皆、やー、あたしいつの間にかユエンユエンに突っ込む事が癖になっててさぁー」

キャシーは笑って頭をかきながらそう言っている


(どういうことなのよ……)


素直に、そう思ってしまった

どうやらキャシーによると、恐らく不安定な心身状態をユエンユエンに突っ込む事で安定させているらしい
脳を使って何が間違いか考えて活性化させているので、そのおかげで戻ることが出来たと言う事だ






これはひっくり返せばユエンユエンの手柄なのだろうか?







「そ、それでキャシー、一体何があったの?」
「あー……あまり気持ちいい話じゃないけど良い?」
「そりゃあ大丈夫だよ!それにこんなに頑張ったのに何も無いのは多分ユエンユエンが爆発しちゃう」
「ははは……」

キャシーは床に伏せているミアとユエンユエンとハーマイオニーを見て苦笑し、ゆっくりと話し始めた





「あたしのお父さんは純血の魔法使いらしくて、結構優秀な人だったんだ
ホグワーツでも、レイブンクローにいてすごく勤勉な生徒だったって
大人になってお母さんと結婚して、あたしが生まれた
でも、さすがに隠しきれなかったみたいで……」

キャシーはそう言って黙る
その顔は、まるでその場面を思い出しているかのように暗い

「結局、離婚してあたしはお母さんに育てられたんだけど、姿が似てるらしくてさ〜
この茶髪も目の色も「全部あの男そっくり」っていつも言われるんだよ…
おまけにホグワーツに通うことになったんだから、あの時は大変だったなぁ、癇癪を起こしてうるさかったっての」

キャシーは冗談を言うかのように笑って話す
でも、聞いているヴィオラやミアは全く笑えなかった




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