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銀のヴィオラ 『ハリーポッター』

第14章 2年生になります!!




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着いた

久しぶりのホグワーツのグリフィンドール寮だ

部屋には既にミアたちがいた
ハーマイオニーと一緒に再会を喜ぶ


「ミア!キャシーにユエンユエンも!」
「久しぶりね皆!」
「ヴィオラとハーマイオニーもね!」
「お久しぶりデス!」
「おひさー……」
「「?」」

なんだかキャシーの様子がおかしい
久しぶりのホグワーツだと言うのに、何かに落ち込んでいた
ハーマイオニーと顔を見合わせて首を傾げる
ミアとユエンユエンは苦笑いだ
心配なので聞いてみた

「キャシー、どうしたの?」
「…………」

キャシーは何も答えない
暗い顔で俯いたまま

「ヴィオラ、ハーマイオニー」

ミアが何やら小声で呼んでいる
ハーマイオニーと一緒に彼女の元へ行くと、理由を教えてくれた

「キャシー、夏休みにお母さんに色々言われたらしいわよ」
「キャシーのお母さん?」
「うん、嫌われていて、顔を合わせると酷いことばかり言われるって」
「どうしてなの?」

ハーマイオニーが言うと、ユエンユエンも加わってきた

「キャシーのママ上様はマグルなんデスけど、パパ上様は純血の魔法使いなのデス
ママ上様はそれを知らずにご婚礼をされて、キャシーを産んでから知ったそうな」
「…複雑だね……」
「大喧嘩してパパ上様が出ていってしまって、キャシーはママ上様に育てられることになったのデス
デスが父親似なのでママ上様はキャシーを嫌ってるんだとか
しかも魔法使いそのものを嫌っていてホグワーツに入学する時なんかは完全によこしままもの扱いされたそうデス」
「「………よこしままもの扱い?」」

相変わらずユエンユエンの話は至る所で理解出来ない
よこしままものとはなんなのか

「ユエンユエン、それを言うなら邪魔者扱いな」
「「ああ〜!」」

そうか
よこしままものとは邪魔者をそのまま読んだ言葉か
ミアやハーマイオニーと一緒に頷いてしまう



ん?



ちょっと待て



「「キャシー!?」」

キャシーを見ると、彼女はまだ俯いている

「え?え?」
「今のって、キャシーよね?」

さっきのユエンユエンに突っ込む声
間違うはずはない
お馴染みのツッコミ役の彼女の声だった



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