• テキストサイズ

銀のヴィオラ 『ハリーポッター』

第14章 2年生になります!!



歓声が上がる
皆、ロックハートを尊敬やら好意やらの眼差しで見ている

「僕あの人嫌い
なんかいかにもって感じしない?」
「それ分かる、なんか胡散臭いよね…」

やはりロンはこの時からロックハートを嫌っていたようだ
相変わらずハンサムと呼べる顔立ちだが、中身は残念な人である
顔だけが良いので女子はホイホイと寄ってくるだろう

「はぁ…」

まあさておいて、ハリーの所へ行こう

「ハリー!」
「ヴィオラ!久しぶりだね」

ロックハートの所にいて暗い顔をしていたのに、ヴィオラやロン達と集合して彼は眩しいほどに笑っている

そんな時、マルフォイが二階から降りてきた

「いい気分だろうねポッター
有名人のポッター
ちょっと書店に行くだけで、大見出し記事だ」

やはりマルフォイだ
性格が変わっていなくて安心してしまう自分がいる

「ほっといてよ」

ジニーが前に出てハリーを庇う
しかしそれを聞いたマルフォイは面白そうに笑っている

「おやポッター、ガールフレンドかい?」

「これドラコ、失礼するでない」

来た

(ルシウス・マルフォイだ)

ドラコの後ろから出て来た人物
背が高く、長い金髪の髪
ドラコの父親だ

ルシウスはハリーを見て礼儀正しくお辞儀する

「あぁ、Mrポッター
ルシウス・マルフォイです、お見知り置きを
失礼」

ルシウスはハリーを引き寄せ、額の傷を触って見る
まるでヴォルデモートがつけた傷を大切に扱うかのように

「この傷は伝説だ、これを君につけた魔法使いも」
「ヴォルデモートは両親を殺した
ただの人殺しだ、伝説じゃない」

ルシウスの言葉をハリーがすかさず否定した
彼の瞳にはヴォルデモートへの「憎悪」が浮かんでいる
大袈裟だろうが、ヴィオラにはそう見えた

ルシウスがさっきとは一転、ハリーを蔑むような目で見つめる

「ふむ…彼の名を口にするとは勇気がある
それとも愚かなのか……」
「名前を恐れるのは、その人物を恐れているだけよ」

ハーマイオニーがルシウスに告げる
ルシウスは彼女をハリーと同じように、蔑むような目で見た

「これは、Msグレンジャー…」

そこでルシウスが何を言ってハーマイオニーを傷付けるかは知っていたので、ヴィオラが割り込んだ

「こんにちはマルフォイさん、ヴィオラ・マリエレンダです、ご無沙汰しています」




/ 428ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp