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夢繰り屋 凛 第五章 《おまけ》

第1章 最初の段階。


だから、嫌やったんや。

アイツ…翔太を凛に
近づけるのは…。


俺には、腐れ縁の親友がいる。

昔からスポーツ万能で勉強もそこそこ出来て
性格も明るい…。

そんな奴。

…キャラ、丸かぶりやし…俺と。


そろそろ聞いてくる頃やと思ってたわ。

「浩二が自ら始めたらしいやん。、
 『夢繰り屋』って何してるん?」

…きたか。
ワクワクした顔しやがって。

「女の子と二人でなんかやってるんやろ?」

…さて、どうしたもんか。

「なあ、なあ。誰?誰?女の子…可愛い子?」

「いや…普通の子。」

確かに、凛は普通やと思う。
見た感じは…な。

「ふ~ん。んで、何してるん?
 二人きりなんやろ?…放課後部室で二人きり…。
 …なんか、やらしいなぁ。」

「アホか。慈善事業みたいな事しかしてへんわ。」

最初は、こんな感じに流してきた。


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