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―夢の籠―(進撃短編集)

第1章 アッカーマン・アニマルホスピタル/リヴァイ


おいひ〜と満面の笑みで食べだしたリリアにリヴァイの言葉が聞こえていない。まぁ、いいか・・・と、リヴァイは愛しい人を見るように口元を緩めると自身も出来たてのオムライスを食べることにする。


他愛のない話。患者さんの話。仕事の話。
リヴァイはリリアが楽しそうに話をしながら食べるこの昼食の時間がお気に入りだ。
美味しい美味しいと食べるリリアを見ていると、明日は何を食わそうか・・・とリヴァイなりの楽しみになっている。


───たまには、外で美味いもん食いに行くか


『なぁ、リリア・・・話のホネを折って悪いが・・・』
『はい?何でしょう?』

最後の1口をパクッと食べ、スプーンを加えたままリヴァイの言葉を待つ。


『あー・・・、今日仕事が終わったら・・・』




ピンポーン、ピンポーン




『裏口のインターンフォンですね?お客さまでしょうか・・・』
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