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―夢の籠―(進撃短編集)

第1章 アッカーマン・アニマルホスピタル/リヴァイ


『よう!ジャンじゃねぇか!』
『あぁ、ライナーか・・・クリスタと一緒か』
『ジャン・・・どうしたの?なんか顔色悪いよ?』

青い火の玉が周りに飛んでいそうなジャンに声をかけたのはライナーとクリスタ。ライナーはベルトルトという足の長い大型の犬を連れていて、クリスタの腕の中にはユミルという猫が甘えるように抱かれている。

『いやー・・・、さっきアッカーマン・アニマルホスピタルに行ってきたんだけどよ・・・』
『あぁ!アニが紹介したっていうリリアさんね!私のユミルもそこの病院でお世話になってるわ!』
『俺のベルトルトも世話になってる。リリアさんは女神だ・・・。ジャン、まさかリリアさん狙いで病院に行ったんじゃねぇだろうな?』
『あぁ?!悪いかよ!』

ライナーとクリスタはお互い見合いため息をつく。

『ジャン、リリアさんは諦めた方がいいよ』
『何でだよ!!』
『リヴァイ先生はリリアさんだけの最強のナイトだからな。下心丸出しで行った日にはメスで削がれるぞ』

ライナーはずっと前の自分を思い出し空にふける。クリスタもウンウンとうなづいていた。

『リリアさんは全く気づいていないけど、リヴァイ先生はリリアさんが好きなのよ!そして、リリアさんもリヴァイ先生が好き!!両片思いね!私の勘は当たるんだから』
『はぁぁぁ?!マジかよ!!』

ジャンはリヴァイの前でリリアと付き合いたいとか協力して欲しいと散々言っていた。そりゃ、あんな事言うよな・・・とジャンは再び青ざめる。


─リリアは諦めろ。リリアに手を出したら削ぐ!


『じゃぁ、何でアニはリリアさんを俺に紹介したんだ?友だちならリリアさんの好きな人が誰かアニも知ってるだろうよ』

『『ジャンが面倒くさかったんでしょ?(じゃねーか)』』

『?!!?アニー!ちっくしょーー!!』





『っくしゅ!!・・・・・・誰か私の話してる』
アニは熱帯魚を飼っている。名前はメガタでエサをあげていた。



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