• テキストサイズ

花舞い踊る季節に 【鬼滅の刃】【短編集】

第1章 1章 後輩のたんぽぽくん【我妻善逸】【R18】


善逸side


3人で購買に向かう途中、耳のいい善逸は楓の音が聞こえた気がした。

「あれ、今楓の声が…」

ぼそっとそう呟くと、それが聞こえていた炭治郎が

「善逸、心配性もほどほどに!(笑)」

と言った。

(そうだ。楓はいま日直の仕事をしているんだ、こんな所で声が聞こえるはず…)


購買に着いたら伊之助は真っ先に焼きそばパン争奪戦に挑んでいった。

炭治郎は飲み物を買ってくると、自動販売機の方へ行った。

善逸は1人になって、明日の朝のことを考えた。

(明日の朝は話し合えなかった今日昨日にあったことを話そう。
そのあとは…)



そう思った時だった。


善逸の目の片隅に見えたのは楽しそうに話をしている楓と高等部2年の男子生徒だった。

まるで傍から見ればその2人はカップルのように距離が近く、愉快に話をしていた。

(…え…あれって…)

驚きのあまり固まっていた善逸は焼きそばパン争奪戦で敗北した人たちに飲まれ、すぐにその2人のことが見えなくなった。
/ 9ページ  
エモアイコン:泣けたエモアイコン:キュンとしたエモアイコン:エロかったエモアイコン:驚いたエモアイコン:なごんだエモアイコン:素敵!エモアイコン:面白い
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp