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花舞い踊る季節に 【鬼滅の刃】【短編集】

第1章 1章 後輩のたんぽぽくん【我妻善逸】【R18】


花坂楓side

キーンコーンカーンコーン

お昼休みを告げる鐘が鳴り響いた職員室にて、楓と田中は先生に新しい手伝いをしていた。

「あの、先生。
俺、今日家に弁当を忘れてきてしまっていて、購買で買ってきてもいいですか?」

「そうか、なら行ってきていいぞ。
花坂は弁当持ってきてるか?」

(はっ、これは立て続けにやってきた作業を一時中断しておやすみできるチャンス…!?)

そう考えた楓は

『私もお昼ご飯がないので買ってきます。』

と嘘をついた。

先生は普段素行のいい楓の言うことを信じて2人を購買に行く許可を出した。



購買に向かう途中、田中が楓に話しかけた。

「花坂さんが弁当忘れるなんて、珍しいですね(笑)」

唐突に振られたお弁当の話題で、言い訳を考えていなかった楓は焦って嘘をまたついた。

『あ、えっと、今日はお母さんが寝坊しちゃって、?
それでお弁当なくって、えっと(汗)』

(やばい、焦って王道すぎる言い訳しちゃった、バレないかな…?)


田中は疑う様子もなく、ただ笑ってこう言った。

「俺のお母さんもよく寝坊するんですよ!(笑)」
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