第2章 補習
職員室に着いて、煉獄先生を呼ぶ。
「煉獄は今いないぜェ」
数学の先生の不死川先生が言った。
『え、いらっしゃらないんですか?』
「ああ、そうだァ。」
分かりました、と言って一旦教室に戻ろうと思って踵を返そうとすると、「ちょっと待て」と不死川先生に止められた。
「そういえば、お前の0点の数学の小テストどこやった?」
『!』
0点の小テスト
忘れてるだろうと思ったのに、先生は覚えていたか。
『て、訂正をして先生に提出しましたけど....』
「、お前よォ....数学の補習する気ないかァ?これまでのテスト赤点ギリギリだしよォ」
『えっ、結構です!失礼します!!』
「チッ....」
え、今舌打ちされた?!
不死川先生怖いなあ…
大っ嫌いな数学の補習は絶対にしたくない。
私はその場から逃げた。