第7章 No.7 擬似痴漢
─ご利用ありがとう。
僕のやっている内容を選ぶなんて、相当変態さんなんだねぇ?
そんな変態さんはもうスイッチ入っちゃってるのかな。
待ち切れなくなっちゃったらいけないから、早速始めようか。
痴漢されるスリルを少しでも感じられるように、声を聞かれるかもしれない窓際へ行ってカーテンを閉めようか。
もし、それだけじゃ物足りなかったら窓を開けておいてもいいよ。
準備が出来たら、自分の手を他人の手だと想像しながら、頼りなくも形を楽しむようにお尻を撫でて揉んで。
その手は貴方が抵抗しない事をいい事に少しずつ内腿へ移動し、ショーツの際を厭らしくなぞる。
後ろから荒い息が聞こえてくるようになると、男は唾を飲み、手を上へ滑らせ胸の輪郭に中指の腹を数回滑らせて乳首をきゅっと摘む。
両方の乳首を中指と親指でクリクリしたり思い切り潰されると、腰が動いて熱く滾った肉棒を誘うように刺激してしまう。
乳首に快楽を与えていた手が離されると、突然下に履いているものを全て脱がされ、下半身だけ裸でドアへ手を付くみっともない姿にされてしまう。
後ろから手を回して指を痴漢男の肉棒に見立てて、挿入れたらすぐに抽挿させて。
相手の事を考えない、自分が快楽を得る為だけのピストンみたいに指を曲げたり左右へ揺さぶったり乱暴に動かしてぐちゃぐちゃに掻き乱して。
気持ち良くても、声は出せない。
勿論、やめても貰えない。