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鈴の音が届く距離で〜始まりの章〜【進撃の巨人/リヴァイ】

第23章 :7章 番外編 いじめと本音と制裁と


『そっか…ごめんね、仕事の邪魔して。お詫びにお茶入れるから、休憩したらどうかな?』
「お前が入れるのか?」
『うん!』
「…いいだろう。付き合ってやる。」

少女の言葉と笑顔で、途端に機嫌良くなるリヴァイ。
隠れた2人も、胸を撫で下ろす。

「ちょっと〜リヴァイ呼んだら、女子会にならないじゃないか!せっかくリンの可愛い寝巻き姿、堪能出来ると思ったのに…。」
「ハンジに文句を言う権利はないよ。どっちにしても…ハンジのせいでこの部屋でやるのは、暫く無理だからね!」

ナナバもカーディガンを羽織り、食堂へ移動の準備を始める。


「おい、リン!」
『分かってる。もう寝巻きのまま、外に出ない!必ず上着を羽織るよ。』
「分かってるならいい。あと下も履け!」
『え〜下はヤダ、暑いもん!』
「あ"?女がみだりに、足を見せるんじゃねぇ!(俺以外に)」

言い合う少女とリヴァイを横目に、ペトラとニファもお茶菓子などを食堂へ移動させる。
そして心の中で思った。

(リンさん…やっぱり色々凄いです!!)


「どうせなら、エルヴィンやモブリットも呼ぶ?」
「丁度いいね!だったら団長の部屋には、私が行くよ。扉の件…しっかり報告しなきゃ。」
「え、報告?必要ないでしょ?モブリットが直すんだから。」
「だから…部下は何でも屋じゃない!私はちゃんと業者に頼むよ。」


『あっ、エルヴィンも呼ぶの?じゃあ私も行く!』
「お前はまず、下を履け!その格好で、エルヴィンの元に行くんじゃねぇ!」
『あっそうだ!お茶のカップ足りないから、エルヴィンの部屋のも貸して貰おうよ。』
「おい、てめぇ…人の話を聞け!」


女子会が急遽、大所帯で深夜のお茶会に発展…

そんな兵団で起きた、日常のある出来事は幕を閉じたのだった。


fin.

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