• テキストサイズ

キメツ学園【鬼滅の刃】

第53章 落下


結局葬式には参加しない…というか、できなくなった。

私はそのことを氷雨くんに出んわで伝えた。


『そうですか、会えないのですね…。』

「はい。」

『あの、その、これは…えぇ、杞憂だといいのです。それが一番…。今から言うことは独り言だと思っていただいてかまいませんから。』


氷雨くんが珍しく取り乱していた。


『……水には近づかないでください…』


その彼の声音からは本気だということが伝わってきた。


「はぁ、わかりました。お風呂も湯ははらないようにします。」

『…はい。それでは、色々とありますので…また。』


そこで電話は切れた。


(水、ね)


…どうやら氷雨くんには私のことなんぞお見通しらしい。
/ 457ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp