第31章 怪奇現象
「…俺に責任がある。何かできることはないか?」
煉獄くんは私を気遣ってくれているのか、そっと背中に手を添えてくれた。
「ううん、君だけじゃないよ。今回はまずかったね。」
「何が?」
「僕も苦戦してたのお〜。遅かれ早かれこんな風にはなったかもよ。でも責任感じてるってことは手伝ってくれるの?」
「無論だ!!」
「うるさっ。」
「煉獄くんを連れてきた罰として私も手伝うよ…。」
私は寒気を振り払いながら言った。
そうして、即興かつ偶然的にゴーストバスターチームが結成されたのである。
「よーし!!いっくぞ〜!!」
夜になって絶好調の優鈴がひそひそ声で言う。夜の学園に生徒がいるとバレれば絶対に怒られるからだ。