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キメツ学園【鬼滅の刃】

第21章 進級


放課後、私達は一緒に下校した。


「、私の家に寄っていかない?」

「カナエの?…今日歩きだけど。」

「かまわないわ。お家に電話するなら私のスマホを使うといいわよ。」


私はその誘いに。バカみたいに何の警戒心もなくついていった。


「姉さんお帰りなさい」

「ただいたしのぶ」 


…しのぶの存在を忘れていたのだ。
やばい。これはやばいぞ。

しのぶは私が鬼になったことを知っている数少ない人物。
……それに、『約束、破ってごめんなさい』と言った。それに対して言いたいことがあるけれど…。

カナエがいる前では言えない。カナエには鬼になったことに関して知ってほしくない。


「こんにちは、しのぶちゃん」


小学生になったってカナエが言ってたっけ。


「あ、霧雨さんもご一緒なんですね。」


しのぶちゃんがぺこりと頭を下げる。
こういう、礼儀正しいところはカナエそっくりだよなぁ。





































この前はカナエの部屋で話していたが、リビングでゲームをやろうということになった。


「…ゲームか……やったことないな…」

「え、本当に?」


すごいな。カナエは最新の機械持ってるんだ。欲しいって思ったことないから…ねだったこともないんだよね。
 

「じゃあ教えてあげる!」


カナエはそれはそれは丁寧に教えてくれた。私も何となくやり方がわかると、楽しくなってきた。

ステージを歩いているキャラクターが、次々と現れる敵を踏み潰すゲームだ。


「……お、お…嫌だ、そんなとこ…ちょっと待って、無理、待って、…あ…」

「……、あなた口を閉じた方がいいと思うわ…。」


え?とカナエの方を見るとしのぶの耳を塞いでいた。


「……あ、ゲームオーバー…」


画面から目を離していたらそりゃそうなるだろう。


「無意識なのかしら…」
 
「え?」

「何か、18歳以下には規制かかりそうよ?」

「えええええええ!?」


私が恥ずかしさのあまり真っ赤になって叫ぶと、カナエはクスクスと笑っていた。


「私は面白いからいいけど私以外の前でゲームやっちゃだめよ。」

「……わかった…わかんないけど。」 


私はその自覚が全くないので、理解できなかったがカナエの言う通りにしようと思う…。
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