第7章 Can you guess what?
風呂場で光忠に身体を洗われ、なかに指も突っ込まれて掻き出された。
「ゃ、光忠ぁ」
「加州くんの香りを纏った主より、僕の香りに染めたいからね。ねぇ…感じてるの?」
洗い場の椅子に座らされ、後ろから光忠に抱き締められるように身体を洗われている。
愛撫ではないその行動に、小さく声をあげ続ける私を咎めた。
「キレイになったかな?」
泡を流し、私の首の後ろに鼻をつける。
「うん、加州くんの香りは消えたね」
そう言って唇を背中に当てる。そのままするすると何度も背中をいったりきたり。
「んっ…ゃっぁ」
くすぐったいのと気持ちいいのとが混じった感覚。
つい背中に力を入れてしまう私の乳首を後ろから光忠の指が摘まんだ。
「ぁっっ!!」
「主、こんなに固くして。ツラかったよね」
ピンと立って主張する先をくりくりと弄る光忠の指先。
「ぁっ、ぁん、っ」
ピクピクと身体を震わせていると、光忠の指が再び下腹部へ。
「主、洗ったばっかだよ?」
すでにとろけ始めている私のなかに指を差し込む。
「んっ、んぅ」
それを抜いて愛液にまみれた指でクリトリスを擦った。
「っっ!!」
声になりきらないほどの音を出すと、
「僕の指でもっと気持ちよくなるといいよ」
後ろから耳元で囁く。
その度にゾクゾクと背筋が震える。
「みつ、た、声…ダメ」
「ダメじゃないでしょ?耳から脳ミソまでイかせてあげるから」
クリトリスを擦りながら左手は胸を愛撫し、耳元で囁き続ける。
脳ミソまでイかす、その言葉にまた潤ったのが判った。
背中を丸め光忠の愛撫に耐えていたが、あっさりとその刺激は絶頂へと導いてくれて、ピクピクと痙攣する私の太ももに手を添え脚を開かせると、左手で襞を開き右手の中指をなかにいれてきた。
「ふふっ、こんなに収縮してる」
くちゅんくちゅんと音を立てながらなかを擦る。
時折当たる弱い部分で私の声がかわることに気づいた光忠は、少し指を曲げてそこばかりを苛め始めた。
「んっ!」
「ここに触るとすごく締め付けてくるよ?」
なかでトントンと指を動かす。
「ぁ、ん気持ち、い…の」
「そっか。じゃあもっと気持ちよくなりなよ」
そう言うとスピードを上げて指を出し入れし始めた。
「あっ!!や、ダメ。イくっっ!!!」
急に頂点が訪れて激しく身体を震わせた。