第2章 始まりの時間
先「結衣さん、先程の殺気は怖かったですよ。あの殺気先生に向けないで下さいね。」
『…それを言うためだけに呼び止めたの?』
先「はい。そうです。先生さっき本当に怖くて…。後、真面目に授業は出てください。先生泣いちゃいますよ。」
この先生は、喜怒哀楽が激しいな…
『私を、怒らせるようなことしなければ出さないよ。授業は約束出来ないな。でもまあ、出るよ。』
先「結衣さんは暴力沙汰でこちらに来たと聞いていて、実は少し心配でした。けど、それを起こしたのは何か理由があったんだと先程の渚君を守る行動で感じました。その気持ちを大切にしてくださいね。」
1番はそれが言いたかったのね
『ありがとね。じゃまたね。』
昇降口で待っていてくれた渚と共に帰宅した。