銀の鳥に幸せのトリガーを....【ワールドトリガー】
第9章 クリスマスデートとプレゼント!?【番外編】
───パカッ。
同時に開けられた箱の中にそれぞれがプレゼントしたものが入っていた。
出水のには黒と深い赤色でチェック柄のマフラー。それはどことなく太刀川隊の隊服をイメージさせるような色合いのマフラーだった。
一方海影の箱にはトリオンキューブのような四角い飾りがついているシルバーのネックレスだった。
『フフ。ありがとう。』
ネックレスを取り出しさっそく身につけた海影は嬉しそうにネックレスを手に取る。
「なぁ。クリスマスプレゼント何がいい?」
『え?』
「それは遅れた詫びだから...」
恥ずかしいのかそっぽを向いて顔を赤く染める出水に海影はじゃあさ!と言うと。
『来年もさ、またクリスマスデートしない?』
「はぁ!?」
『リベンジってことで!』
「わかったよ。」
『やった!じゃあねまた来年ね!』
そう言って嬉しそうに笑う海影を見た出水は誰にもこの笑顔を渡したくないそう強くおもった。来年のクリスマスまでにはちゃんと
「海影が────」
『公平が────』
「『好き。』」ってちゃんと伝えよう。
二人ともそう心に誓ったのであった。