銀の鳥に幸せのトリガーを....【ワールドトリガー】
第12章 大規模侵攻
ラービットが上から降ってきたのだ。
だがそれは敵のラービットではなく、レプリカの複製帯のやつなものだった。
「ラービット....!?」
「追いついて来たのか!」
「ラービットから離れすぎるな。ワープで先回りされる。」
ラービットは戦力としてはでかい。
ハイレインも相性の悪い相手と戦っていて手が出せない状況だ。
これ程いい戦況はない。
ワープ使いから切り抜けられる。
修と海影がそう思ったその時だった。
ドッ!
ワープ使いの攻撃がレプリカを穿いたのだ。
「言ったはずよ?悪あがきは好きじゃないの。」
「『レプリカ!!!』」
2人はレプリカを抱え走り出した。
そして建物の影に隠れると目の前の建物が崩れ中からハイレインと三輪が姿を表す。
するとハイレインは鳥を使いラービットの腕をキューブ化させてしまった。
「キューブ化!?」
『(このままじゃ....ラービットが....)』
「.....待て。オサム。ミカゲ」
突然レプリカの声が聞こえたかと思うと、修の腕に着いていたマーカーが破壊された。
『レプリカ!大丈夫?』
「予備のシステムに切り替えた。ほとんどの機能は停止したが、基地の入り口は開けることはできる。」
「じゃあ....このまま僕がレプリカを持っていけばいいんだな。」
『私は足止めをすればいい?』
「そうだ。だが.....入り口の解析がまだいける終わっていない。
入り口についてからドアがあくまで20秒。
その間人型の攻撃を凌がなねばなりない。」
「20秒.....」
『長いね。』
「....オサム。ミカゲ。1つ提案がある。」
その作戦を聞かされた海影も修も気乗りはしなかった。
しかし、選択肢はあってないようなものだったため仕方なく了承すると、意を決して建物の影から出ると海影と修はバラバラに走り始めた。