銀の鳥に幸せのトリガーを....【ワールドトリガー】
第12章 大規模侵攻
レプリカが言ったように三輪の持つレッドバレッドはハイレインの魚の弾丸をすり抜け、ハイレインに当たる。
そしてシールドを展開するとアステロイドのように細かく分割して使っていた。
「シールドにあんな使い方が.....!」
「オサム。三輪が抑えているうちに急ごう。」
「わかった。」
『修!レプリカ!こっち、早く。』
海影の案内の元、修は基地に向かって走り始めた。
だが、それはハイレインの術中だったとはまだ海影でさえ気づけていなかった。
『止まって。』
「!」
何かを目にした修と海影はすぐに物陰へと隠れる。
目線の先には本部の入口にポッカリと空いた穴だった。
「あれがワープ使いのトリガーだ。遠征艇から空間を直接繋げているようだな。」
『誰もいないようけど....』
そう呟いた時だった。
『!!?シールド!』
____ガキンッ!
海影の肩と修の太ももを目掛け黒いトゲが攻撃をしてきた。
咄嗟にシールドを張り何とか攻撃を防ぐと、海影も修もその場からすぐに離れる。