第5章 信玄の強淫技。
どれくらい突かれ続けているのか、真白の愛らしい黒目がちな瞳はひきつり、白眼を剥き出す。喘ぎながら意識はどこかへいっていた。いつしか終わっていた行為、それにも気づいていなかった。
「……」
「真白…… 真白、
………… 真白っ……
………………大丈夫か?…」
「………」
「………すまない真白…」
「…………(信玄 さま?)…」
涙で張り付いたぐちゃぐちゃな顔を、横で信玄が不安気な瞳で見つめていた。真白の頬を撫でながら、先程あんな事をした男とは思えないくらい情けない表情で心配そうにずっと謝っていた。
目は開いているが 放心して物を言わなくなった真白。気づいた時にはいつもの優しい信玄が目の前で自分の体を気遣っていて、いつ あれは終わってしまったのか… 頭の中ではそんな事を思っていた。
…………
「真白、何とか言ってくれないか…」
「…………っと…」
「えっ? 何だ? 何て言った!?」
「……も …っと、して」
「真白?……」
信玄の胸元へ手を伸ばし欲情した顔をする真白を見て 信玄は一瞬ゾクッと体が震えた。真白の髪へ指を入れ優しく頭を撫でる信玄。
「……どうしてほしい?
あんなにしたのにまだ疼くのか?
ならば今度は溶けるほど甘く抱いてやろう。」
「…そ……じゃ… なくて…
…………酷く ……して…乱暴に 抱いて。」
「………………」
たった今 あんな野蛮な抱き方をしておきながら言い訳にもならないが、愛おしい真白の顔を目の当たりにしては酷く乱暴な事など出来そうもなかった。
…………
「…………………真白 そこに立って。」
「…そう。 そこの柱に手をつくんだ。
………… 尻を突き出せ。
……………そうだ、 この助平女。」
………………
***