• テキストサイズ

【NARUTO】繋ぐ場所【カカシ】

第32章 Sランク任務 -2-


 六人でやってきたのは、機密書類が保管されている特別重要な書物庫の屋根の上。
 ここに潜入して、カカシの素顔が貼付されているであろう忍者登録書を探し出す…という作戦だ。



「スケアさん、クロ。 私たちについてこられる?」
「えぇ。 私も写真を始める前は忍者の端くれだったので。」
 スケアは自信ありげな笑みを浮かべる。
「私も、お兄ちゃんについていけば、きっと大丈夫。」
 スケアに続いてクロも笑った。
『何かあれば、私が助けるから安心してクロちゃん』
「うんっありがとう」



 そうして、ナルトの合図で任務が開始された。
 六人は周囲を警戒し、素早く見張りの上忍の目を盗みながら物陰を進んでいく。
 流石に中々こんなところまで侵入してくる人がいないからか、見張りを担当している上忍は呑気に欠伸までかましていた。
(ええ? あれじゃ全然見張りになってないでしょーよ…)



 しかしそのおかげか、うまく室内に潜入できたさきたちは、ついに書庫の大きな扉の前にまでたどり着くことに成功した。
 サスケのピッキングが終わるのを大きな扉の前で待つ。
 あまり長引くと見張りの人が来てしまうかもしれない。
 少々の焦りがあるサスケは少し手間取っているようだった。


/ 641ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp