第1章 嫌われてない理由【冨岡義勇】
義勇さんの心音が伝わる。すごく,密着してるからしかも裸だし・・。
『義勇さ・・』
と小声で言った瞬間、義勇さんは私の頭を押し下げたのだ。私は、息ができない状態になった。温泉水が口に入り苦しい。
『むぐっ・・かばっ』
私は必死に義勇さんは叩いた。すると義勇さんは、いきなり口づけしてきた。義勇さんは、無言でいる。私は気付いた。義勇さんは口づけで私に酸素を送ってきてくれているのだ。
「あはは!!それでさー。」
男たちは呑気に話している。私はその様子に耐えられず、顔を出してしまった。男たちはすぐ気付く。
「女の子!?」
やってしまった・・。と思っていた。すると義勇さんが、
「何を見ている。俺の嫁にようか・・?」
男たちを睨みつけてそう言った。男たちは怯えて、湯から出て行った。
『義勇ありがとうございます!じゃあ先に出ます!!!すみません!!』
私は、そそくさと逃げようとした。その瞬間。
「待て。」
義勇さんに抱きしめられた。お互いに裸なのにーーー。
『義勇さん!!私たち裸だか・・えっ?』
太腿あたりに、太いねっちょりしたモノが当たっていた。
『義勇さん・・。これって・・。』
「お前が、無防備すぎるからっ・・。」
義勇さんは私を押し倒した。