• テキストサイズ

《鬼滅の刃:R18短編集》アイノカタチ

第1章 嫌われてない理由【冨岡義勇】


「おお!義勇くん。どうした?」
 義勇さんにおぶられて,宿屋まで来ました。義勇さん。さっきから無言だ。
目を合わせてくれない。

「速く,部屋をくれ。」

「二部屋空いてるな。決まりでいいか。」

『それでいいで「一部屋にしてくれ。」

え?一部屋?義勇さんと私で!?男女⁉︎⁉︎屋根の下・・。

「わかったよ♪」
ニヤニヤしながら,こちらを見ている。

「ちょっと!義勇さん!」
 義勇さんは,口を聞かずにスタスタと私をおぶって行った。

 部屋に着くと,義勇さんは私をおろし,布団を準備していた。私は,ずっと
ドキドキが止まらない。義勇さんに・・,襲われたらどうしようと思っている。
「俺は先に行く(風呂に)」
 と,走って行った。私も,体力が戻ったので風呂に向かった。いろいろあったが,義勇さんと恋仲になれて幸せだった。すぐに着替えを済ませ風呂に入る。
『わぁ!!すごく広ー。義勇さん!?』

「なっ!?」
 お互い,時が止まったように固まった。しかし,先手を取ったのは慧音だった。

『私上がりますね!!すみません!!!!!』
 と,振り返ったその時。

「ここの温泉広いよな!俺さぁめっちゃ楽しみ!」
「お前子供かよ。」

と,若い男の声が聞こえた。慧音は,驚きと恐怖のあまり動けない。

「慧音。」
低い声で囁き,慧音を引っ張り岩陰に隠れる。すると冨岡は言った。

「覚悟・・しておけ。」
 そして,慧音を抱きしめた。
/ 11ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp