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短編集●色んなキャラと365のお題

第1章 あの雲、何に見える? 弱ペダ 真波 ほのぼの




答えはまだでない。


1.あの雲、何に見える?


洗濯機から取り出した洗濯物を
干しながら空を見上げる。

今日はいい天気だ。

青い空に色んな形の白い雲が浮かぶ。


あれは、クレープかな
アッチはタイ焼きだ


「さん、お腹すいてるの?」

ユニフォームの陰から
ひょっこり顔を出したのは山岳。


「あれ?何してるの?みんなもう行ったよ。
ていうか、お腹空いてる?なんで?」

なぜ、彼がそんなことを言い出したのか
首を傾げると

「だって、さっき
クレープとか、タイ焼きとか
言ってたから。」

なるほど。
口に出てたのか。


「そんな時からいたんだ。」


グーッと私のお腹が鳴った。
マジ、空気読んで。


「お腹、すいてるみたいだね。」

山岳はクスッと笑った。


「そうみたい。」
いたたまれなくなり、
干したユニフォームにコッソリ隠れる。


「ねぇ、じゃあ、
あれは何に見える?」

そんなことおかまいなしに
私の腕を引っ張った山岳が
右側の雲を指す。

フワフワと大きな雲はまるで
「ソフトクリーム、かなー?」

というと


「うんうん。たしかに、それっぽい。
さん、
部活終わったら食べに行かない?」

彼はニッコリ笑った。


山岳に度々、誘われているが
2人でどこかに出かけたことはない。


タイミングが悪い時もあれば
あえて、2人だけでは
行かないようにしていた。


今の関係から
変わってしまう気がして、、、


「そうだなぁ。
山岳が5番目くらいまでに
戻って来れたら行ってもいいよ?」

なんとなく、気が向いたから
そういうと、


「言ったね?約束だよ?」

彼はニヤリと笑い、
一目散に自転車に跨り

「さん!
約束だからねー!!」


ブンブンと手を振り、
自転車に乗って学校を飛び出した。


早く帰ってきて欲しいような

欲しくないような


好きなのか嫌いなのか


複雑な気持ちで
ユニフォームのシワを伸ばした。





fin

あとがき。

先輩ヒロインと積極的な真波くん。
真波くんは先輩ヒロインと
相性がよさそうな気がします。
マネージャーの仕事が分からないので
洗濯させとけばいいと思ってます。

最後までお読みいただき、
ありがとうございました。

2020.03.07 朱華
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