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貴方は月のように 〜イケメン戦国 明智光秀〜
第16章 水色桔梗の言葉を
到底眠れず、かといって明かりをつける気にもならず、膝を抱えて朝を待つ。
みんな出払ってしまったらしく、城内は静かで、耳が痛いほどだ。
(光秀さん……今、どこにいるの? 何を思ってるんですか……?)
答えのない問いを投げかけた、その時だった。
–––ガタッ
(!?)
突然、窓が外側から開き、おぼろげな月の光が部屋を照らし出した。
「まだ起きていたか。夜更かしは身体に毒だぞ? 茜」
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