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貴方は月のように 〜イケメン戦国 明智光秀〜

第13章 大切な人




「光秀さんは気づいてたんでしょう? 昨日、私が会ったのは……将軍、足利義昭だって」


「…………」



光秀さんのポーカーフェイスは完璧で、何の答えも読み取れない。



「信長様と争って負けた人だと、光秀さんに教わりました。だったら、この謀反の疑惑は……小国のいざこざにおさまらない可能性がある、そうですよね……っ?」


早口になる私に、光秀さんは肩をすくめてみせた。


「そうだとしても、五百年先の世からやってきたお前には、関係のない話だ」


「関係なくありません!」


「……なぜ」

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