• テキストサイズ

貴方は月のように 〜イケメン戦国 明智光秀〜

第13章 大切な人





往来の少ない村の市を義元さんが歩いていたら、ちょっとした事件になりかねない。



「万が一騒ぎになって、幸村と佐助に気づかれるのは、少し具合が悪いんだ」


「ふたりは、義元さんを心配して捜しにきたって言ってましたよ……?」


「……うん、そうだろうね」


儚げな笑みが、整った口元に浮かぶ。


(あ……、また…この笑顔……。)


いつか、偶然に安土の城下町で偶然出会った時にも思った

義元さんの見せる儚げな笑みが、今はもういない彼を私に思い起こさせる


/ 573ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp