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貴方は月のように 〜イケメン戦国 明智光秀〜
第13章 大切な人
………
(ええっと、他に必要なものは……)
その日の昼下がり、光秀さんに頼まれた買い物のメモを手に、私は村の市を訪れた。
安土に比べると、活気も品揃えも雲泥の差だ。
(やっぱり欲しい色の布は売ってないか。白い布と染料を買って急いで染めよう)
小道具を作るため必要最低限の物を手に入れ、パンパンの風呂敷を抱え直した時、懐かしい声がした。
「茜さん……!」
「お前……こんなとこで何してんだよ!?」
「佐助くん、幸村!? ふたりこそ、なんでここに……っ?!」
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